ストレスをOFFにするには身体をOFFにすべし④

 

  これまで、ストレスのフィジカル要因を3回にわたってお伝えしてきました。

 

1、背面過緊張の解消

2、脳への血流ポンプの最大化

3、自律神経(星状神経節)への刺激を除去

4、副交感神経ON

5、副腎疲労を改善

 

いよいよ最終回、最後のフィジカル要因は「体の至る所に生じる”拘束”」です。

 

 

人によって異なる”拘束”

 

  私たちは皆、自分は普通だと思っています。

 

しかし、思いもよらないところにフィジカル面で”拘束”が発生していることがあります。

 

人と同じように仕事していても、この拘束のせいで症状が出やすい(戻りやすい)ことがあります。

 

拘束は千差万別なので、リフレパシー整体は、初診時に多くの時間を割いて、カウンセリングさせていただいているわけです。

 

今回は、ごく一例ですが紹介させていただきます。

 

前腕の疲れ

 

前腕(肘より先の部分)の疲れが、肩こり、ひいては疲労感を長引かせることがあります。

 

筋肉には筋紡錘という、脳に直結するセンサーがあります。

 

筋紡錘のおかげで、目をつぶっていても、手足(の筋肉)が伸びているか縮んでいるか、分かるわけです。

 

運転、タイピング、スマホ使用などは前腕をかなり使います。

 

すると疲労した前腕の筋紡錘から、シグナルが絶えず脳に送られます

 

そのシグナルのせいで、睡眠中も脳は休まらず、疲労感が残ります。

 

脳の呼吸不良

 

  23枚の骨が組み合わさった頭蓋骨は、自律的に膨張と収縮(呼吸)を繰り返しています。

 

これが、脳脊髄液の循環を助け、脳の健全な機能が果たされます。

 

この自律的な動きは、出生時に難産であったとか、帝王切開で生まれたとか、一瞬息が止まるほど強い肉体的衝撃を受けたなどの理由により、止まってしまうことがあります。

 

すると、人により違いがありますが、身体のどこかに不調が生まれます。

 

内臓のむくみ

 

  ”むくみ”というと、手足や顔が思い浮かびますが、実は内臓が一番むくみやすい部分です。

 

内臓がむくむと、余分な水分が臓器の周りに付き、各臓器の機能低下と血流リンパ流の停滞を招きます。

 

一例として、胃や小腸などの消化器が弱ると消化吸収が悪くなります。

 

肝臓の機能が弱ると、脂肪の消化、解毒が十分に機能しなくなります。

 

腎臓が弱れば、老廃物の排泄ができなくなり、老廃物(毒素を含む)が身体中をなんども巡ります。

 

つまり、栄養素が不足し身体の回復力が低下するということです。疲れがたまり抜けない、コリが取れない、大きな要因となります。

 

また、リンパ流の停滞はガン化のタネとなります。

 

血流が悪い

 

言うまでもなく、血液は命そのものです。

 

身体の隅々に栄養を運び、老廃物を回収します。

 

血液循環が悪くなれば、タンパク質などの必要な栄養素が末端まで行き届かなくなり、自然治癒力、疲労回復が遅れるわけです。

 

”被災地のガレキ”のような老廃物も、この回復過程を遅らせてしまいます。

 

身体にはいくつかの血流不全を起こしやすい場所があります。

 

その一つは内臓です。内臓のむくみが血流の低下を招くことをお伝えしました。

 

さらに、重力の影響で、血液は下へ下へと流れるので、下半身も血流が滞りやすくなります。

 

これを心臓の拍動筋肉の収縮によって上半身に戻すのです。

 

特にふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれています。

 

ふくらはぎ等の筋肉がポンプの役割を果たすことで、血液は上半身へと循環し、心臓の負担は軽減されます。

 

過去のスポーツ・重労働によりふくらはぎにトリガーポイントができ、このポンプ機能が十分に働かないことがあります。

 

疲労・ストレスの改善に、血流改善は不可欠です。

 

ストレスを招く拘束を除去する

 

 

  身体の様々な場所に拘束ができること、その拘束がストレス・疲れの長期化を招くことがお分りいただけたと思います。

 

 

過去のスポーツや仕事、事故や病気など、思わぬ原因で拘束が生じていることがあります。

 

リフレパシー整体では、初回のカウンセリングにて十分確認した上で、適切な施術をご提案させていただいています。

 

一例ですが、

 

  • 前腕の疲れには、腕をくまなく緩めることで、

 

  • 内臓のむくみには、按腹で、

 

  • 脳の呼吸の回復には、クラニアル・マニピュレーションで、

 

  • 血流改善には、按腹と、ふくらはぎのTPケアで、

 

幅広く対応することができます。

 

按腹とクラニアルはそれぞれ、ブログで紹介していますので、そちらを参考にしてください。

 

 

今回は、腕とふくらはぎのケアについてご紹介します。

 

前腕のケア

 

前腕からの疲労シグナルが、脳に絶えず送られるために、疲労感が抜けない現象がありました。

 

人間の手は時にしなやかで、時に力強いものです。

 

手の素晴らしさは、筋肉を前腕に置き、腱で引っ張って手指を動かすシステムにあります。

 

それゆえ、前腕が疲れやすい。

 

前腕からの疲労シグナルを止めるには、この部分をよく揉みほぐしてやることが必要です。

 

最も疲れやすい筋肉は、尺側手根伸筋です。

 

自分でも押圧できないことはないですが、反対側の手が疲れます。

 

リフレパシー整体なら、上半身コースに含めることができます。

 

もし、前腕を重点的にすることをご希望の場合、その旨をお申し付けください。

 

 

ふくらはぎのケア

 

  ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たすことで、血液は上半身へと循環し、血流が改善できます。

 

筋肉トレーニングをし機能改善を図ることもできますが、TPが発生していると、筋肉が固くなり、筋肉がつきにくくなります。

 

血流改善の重点TPになるのが、ヒラメ筋(図)です。

 

静脈が豊富でポンプ機能に大きく関わります。

 

この筋肉が固いとポンプの機能を十分果たせません。

 

図示されているようなふくらはぎの痛みやかかとの痛み、腰の痛みを出します。

 

たとえ痛みが出ていなくても、TPが活性化している可能性があるので要注意です。

 

まずTPを沈静化させてから、トレーニングを行うとより効果的です。

 

 

まとめ

 

  ストレスに打ち勝つには、メンタル・フィジカル両方を整えなければいけません。

 

1、背面過緊張の解消

2、脳への血流ポンプの最大化

3、自律神経(星状神経節)への刺激を除去

4、副交感神経ON

5、副腎疲労を改善

6、各部位の拘束を解消する

 

リフレパシー整体は、広範囲に対応することができます。

 

スポーツ・レクレーション・メンタルヘルスなどを取り入れてもスッキリしないという方は、ぜひ一度リフレパシー整体をお試しください。

 

皆様の疲労・ストレスケアのお役に立てば幸いです。

 

 

 

 

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